高めよう防災力(10)防災キャンプ 野外の経験役立てて

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2016年に開かれた防災キャンプフェスの様子
2016年に開かれた防災キャンプフェスの様子

 日常生活には便利があふれ、豊かな生活であればあるほど、不便なことを避けることができる。だが、突然やってきた災害で何も考えられなくなり、途方に暮れてしまうかもしれない。非日常の不便な生活になっても、何ができるのかを前向きに考えて行動し、知識や経験を使うことができるという「生き抜く力」を身に付けておくことが大切だ。

 電気やガスなどが急に使えなくなったとき、役立つのがアウトドア用品と野外活動の経験。野外活動のノウハウには、テント張りや野外調理、ロープやナイフの使い方など、家の中で過ごせなくなるなどしたとき、役に立つことがたくさんある。台風15号が直撃した千葉県では広域停電が長期化しているが、ソーラーバッテリーなど停電時に役立つアウトドア用品を備えておくといいだろう。

 自然の中では人間の力が及ばないことがたくさん起こる。例えば、キャンプをしていて雨が降ってきても、その雨を止めることはできない。災害が起こったときも同じで、その環境から逃げることはできない。自然の中での生活は非日常の連続。そんな中に実際に身を置いた経験があるのとないのとでは大きく違う。

 防災を進める上で注意したいのは、無理にやらせようとしないこと。「しなくてはいけない」と強いることで、「防災はつまらない」という気持ちを持たせてしまう恐れがある。だから、興味を持って学んでもらうことが理想だ。

 あす21日から2日間、日赤秋田看護大・秋田短期大で「2019AKITA防災キャンプフェス」が開かれる。日用品を活用した防災や備蓄のアドバイス、ペット防災、災害時に役立つアウトドア用品の展示など「楽しみながら防災を学べる」企画になっている。災害時のあらゆる問題に対応できる知恵を身に付けてみませんか。

 〈終わり〉

9月21、22日の両日、災害時の役立つ知恵を学べるイベントを開催します!

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