土砂崩落事故から6年…鳥海グリーンライン1日開通

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 来月1日に6年ぶりに開通する鳥海グリーンライン=今月10日
来月1日に6年ぶりに開通する鳥海グリーンライン=今月10日

 2013年11月に5人が犠牲となった土砂崩落により、一部通行止めとなっている秋田県由利本荘市矢島町の市道猿倉花立線(鳥海グリーンライン)が、10月1日に開通する。事故から6年。同じ悲劇を繰り返さないよう復旧工法を吟味し、排水処理にも万全を期した。市が「重要な観光道路」と位置付ける路線の開通を受け、客足が鈍っていた周辺の観光施設も期待を寄せている。

 事故は13年11月21日、市道の復旧工事現場で発生。工事を請け負った山科建設(同市)の作業員5人が土砂に巻き込まれ犠牲となった。

 亡くなった男性作業員=当時(57)=の妻(61)は毎年、11月21日に現場へ足を運び、夫の冥福を祈る。近づく復旧を受け、「不便な状態が解消されることは喜ばしいが、事故が忘れられるのは嫌。道路を通る時には、あれだけ悲惨な事故があった場所なんだということを思い出してほしい」と語った。

 現場は事故後2年間にわたり、県警の捜査のため立ち入りが規制。膨大な復旧費の財源にめどが立たなかったこともあり、6年もの間、約1・5キロの区間が通行止めとなっていた。

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