傘寿のギタリスト、来月都内で節目の公演 県民ら無料招待へ

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記念コンサートを「古里の人たちにも聞いてほしい」と語る原さん=東京都武蔵野市の事務所
記念コンサートを「古里の人たちにも聞いてほしい」と語る原さん=東京都武蔵野市の事務所

 秋田県大館市出身のギタリスト原荘介さん(79)=本名・小笠原荘介、東京都三鷹市=が10月7日、中野区の複合施設「なかのZERO」で、親交の深いシンガー・ソングライター加藤登紀子さん(75)の「あなたに捧げる歌」をカバーしたCD発売と、来年のステージデビュー45周年を記念するコンサートを開く。会場は約1300席の大ホール。「千席規模の会場で歌うのは最後かもしれない。大事に歌ってきた『あなたに―』を多くの人に聴いてほしい」と話している。

 原さんは8歳上の兄とその友人の影響で、10歳の時にギターを始めた。大館鳳鳴高を卒業後、大阪で菓子問屋に勤めながら苦学し小樽商大に進学。海運会社に就職した後もギターへの愛着は捨てず、1975年に35歳でプロとして初コンサートを開いた。活動を通じた交友関係は広く、加藤さんをはじめ、俳優の故森繁久弥さん、作曲家の故川内康範さんらとも親交があった。脚本家の倉本聡さんの提案で、国内外の子守歌の発掘、研究も行っている。

 「あなたに―」は、80年にリリースされた加藤さんのシングル。原さんによるとその数年前、夜中に加藤さんから電話があり「こういう曲を作ってみた」と、電話口で歌い始めたのを聞いて採譜した思い出があるという。原さんは「歌詞、旋律とも大好きな歌」といい、各地のコンサートで歌ってきた。今年3月には「あなたに―」を含む加藤さん作詞作曲の4曲をカバーしたCDを発売した。

 今回のコンサートは、このCD発売と来年のステージデビュー45周年に加え、子守歌の研究開始から50年、自身の傘寿、森繁さんの没後10年など数々の節目を記念して行う。原さんは「偶然節目が重なった。古里の人たちにも聞いてもらえたらうれしい」と話す。

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