情報提供あれば…1億円被害防げた 大仙70代特殊詐欺事件

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 秋田県大仙市で1人暮らしをする70代女性が1億円超の特殊詐欺被害に遭っていたことが今年明らかになった事件で、女性の長女が納得できない思いを抱えている。事件のきっかけとなる3年ほど前の霊感商法被害を把握していた県警や、今回の送金窓口となった金融機関が連絡をくれていれば、被害を防げたのではと考えるからだ。ただ、県警と金融機関にとっても、個人情報保護が壁となった面がある。

 県外に住む40代の長女は帰省中の7月下旬、女性から1億円をだまし取られたと聞かされ、仰天した。

 経緯を尋ね、さらに驚いた。2016年ごろにも、悪質な霊感商法で600万円近い被害に遭っていたというのだった。

 県警によると、今回の事件の流れはこうだ。

 昨年12月上旬、実在する会社をかたる男から女性宅に電話があり、こう告げられた。「霊感商法の被害者名簿にあなたの名前が載っており、会長が救済したいと言っている。返金手続きにお金が必要だ」

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