酒かすに免疫調節作用 秋田銘醸と秋田大共同研究

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免疫調節作用があることが明らかになった酒かす
免疫調節作用があることが明らかになった酒かす

 「爛漫」の醸造元・秋田銘醸(湯沢市)は秋田大との共同研究で、酒かすに免疫調節作用が期待される抗菌ペプチド「ディフェンシン―2」などを産生誘導する効果があることを発見した。既に特許を出願済み。同社は、安価に提供されがちな酒かすの高付加価値化につながると期待している。

 同社と秋田大大学院理工学研究科の伊藤英晃特別教授(生化学)は2016年から、酒かすが持つ免疫機能効果について研究を進めてきた。酒かすを有効利用するとともに、加齢に伴い低下する免疫機能を普段の食事の中で高められないかという点に着目した。

 試験は、小腸由来の細胞にサンプルとなる酒かすを添加し、培養して行った。その結果、皮膚や器官、生殖器などの粘膜上皮で発現しウイルスなどが体内に侵入するのを防ぐ抗菌ペプチド「ディフェンシン―2」と、がん細胞やウイルス感染細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞を活性化するサイトカイン「インターロイキン―12」の二つの産生誘導を確認した。

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