増田の外蔵、左官の久住さん修繕 「黒漆喰磨き」の技術指導

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小林さん(奥)と久住さん(奥から2人目)の助言を受け、黒漆喰磨きに取り組む参加者
小林さん(奥)と久住さん(奥から2人目)の助言を受け、黒漆喰磨きに取り組む参加者

 秋田県横手市増田町の国重要伝統的建造物群保存地区で2日、公益社団法人・日本左官会議顧問の久住(くすみ)章さん(71)らによる外蔵の修繕工事が行われた。久住さんは左官歴50年以上のベテラン職人。県内外の職人11人が作業に加わり、難しい「黒漆喰(しっくい)磨き」の技を学んだ。

 黒漆喰磨きは、広い面積を一気に仕上げないとむらができるため、大勢の職人の腕が必要となる。深みのあるつやが特徴で増田の蔵に多用されており、当時の商家の繁栄ぶりを伝える。

 作業は1905年に建てられ、2009年に登録有形文化財となった鈴木哲之進さん(75)=秋田市=所有の米蔵で実施。鈴木さんは良好な状態で後世に蔵を残そうと、NPO法人増田地域活性化ステーションの黒田稔理事長(60)を通じ、日本左官会議の小林隆男副議長(58)に修繕工事を発注した。

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