時代を語る・佐藤清太郎(11)小畑知事が山林寄贈
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昭和40年代から50年代にかけて秋田の林業は活気がありました。知事の小畑勇二郎さん(故人)がリードする格好で県は、秋田杉をどんどん植えて毎年1万ヘクタールずつ造林する運動を展開していました。私たち林家は市町村ごとに「林業研究グループ」を設立、その全県組織である「県林研グループ連絡協議会」も盛んに活動していました。
全国に名をとどろかせた天然秋田杉は資源量が先細り、伐採量も昭和30年代半ばをピークに減り続けていました。県の造林運動も林研グループの活動も、天杉の供給減を補い、いま一度、「林業県秋田」をつくり上げようという意気込みの表れだったといえるかもしれません。
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