3300年前副葬品に「曲げ木」の技 県立大教授、調査参加

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木製のチャリオットの構造を調べる日本とエジプトの合同プロジェクトのメンバー。右が栗本教授=2月中旬、大エジプト博物館保存修復センター(栗本教授提供)
木製のチャリオットの構造を調べる日本とエジプトの合同プロジェクトのメンバー。右が栗本教授=2月中旬、大エジプト博物館保存修復センター(栗本教授提供)

 エジプト・カイロ郊外のギザで建設中の大エジプト博物館(GEM)の開館に合わせ、ツタンカーメン王の墓から見つかった副葬品など収蔵品を科学的に調査する同国と日本の合同保存修復プロジェクトに、秋田県立大木材高度加工研究所(能代市)の栗本康司教授(57)=林産工学=が参加した。木材加工の専門家の一人として、約3300年前の副葬品に「曲げ木」技術が用いられていたことなどを確認。栗本教授は「当時の造形や技術の精巧さに、ただ驚くばかりだった」と舌を巻いた。

 GEMは、約20万点を収蔵するエジプト考古学博物館の老朽化に伴い建設が進められており、収蔵品の保存修復プロジェクトは2008年に開始した。エジプト政府は保存修復センターを設立。日本の国際協力機構(JICA)などが中心となって博物館運営や保存修復技術、人材育成の面で支援している。収蔵品の本格的な科学調査は今回が初めて。

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