小さな産着、ひと針ずつ 秋田市のNPO、死産・流産の子へ

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ママやパパが「これがかわいいね」と選べるように、さまざまな模様で作る
ママやパパが「これがかわいいね」と選べるように、さまざまな模様で作る

 産前産後の女性を支援しているNPO法人「ここはぐ」(秋田市)が、手のひらに収まるほど小さな産着をひと針ひと針、手縫いする活動を続けている。それを着るのは、県内の病院で死産や流産で亡くなった小さな赤ちゃんだ。「これを着る赤ちゃんは、一人でも少ないほうがいい」と願いながら、活動は5年目を迎え、病院へ寄付した産着は150着を超えた。

 ここはぐが毎月、秋田市八橋の市老人福祉センターで開いている「天使ちゃんのちくちく会」。死産のケアを行う医療現場で、亡くなった小さな赤ちゃんに着せる産着が不足していることを知り、2015年に活動を始めた。

 9月の会には、スタッフやボランティアを合わせて5人が集まった。ボランティアの女性(63)は、初回からほぼ欠かさず参加している。元々パッチワークなど裁縫が好きで、自分の子どもが幼かった頃は洋服や小物を手作りしていた。4年ほど前、ちくちく会が始まるのを新聞記事で知り、すぐに申し込んだ。

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