「思い伝わっていない」 イージス継続審査、地元町内会嘆き

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県議会総務企画委の採決を見守る新屋勝平地区振興会の佐々木会長(左奥から2人目)
県議会総務企画委の採決を見守る新屋勝平地区振興会の佐々木会長(左奥から2人目)

 地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備候補地となっている秋田市の陸上自衛隊新屋演習場近くの16町内会でつくる「新屋勝平地区振興会」が、県議会に初めて提出した請願は、総務企画委員会の採決で継続審査になった。傍聴した振興会役員は「残念だし、情けない」と嘆いた。秋田市議会に続き県議会も主体的な判断を避け、地元の意思が議会に反映されない状況が続いている。

 険しい表情で、時折肩を震わせながら結果を見届けた振興会の佐々木政志会長(70)。「継続という言葉はいたずらに使うべきではない。だらだらやるのではなく、良いか悪いかを明言してほしい」。報道陣に囲まれると、慎重に言葉を選んで質問に答えた。

 継続審査は県議会最大会派の自民党が主張。住谷達氏(湯沢市雄勝郡)は「周辺住民の不安はもっともだ」と述べる一方、北朝鮮を念頭に周辺諸国の不安定な情勢を指摘。新屋演習場が国有地であるため「県に法的権限がない状況では、(国とは)完全な対立構造ではなく、対話関係の維持に努めるべき」と強調した。

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