フジタが結ぶ(中)独自スタイル確立 作品の世界、全身で表現

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髪を振り乱して「秋田の行事」を表現するヨシタカ=9月21日、藤田のアトリエの庭
髪を振り乱して「秋田の行事」を表現するヨシタカ=9月21日、藤田のアトリエの庭

 藤田嗣治の大壁画「秋田の行事」をダンスで表現するため、Yoshitaka(ヨシタカ)は半年間、県立美術館に通い続け、文献も読みあさった。さらにはキャンバスの中央に描かれた竿燈まつりに実際に参加。右端に配置された舞台で演じられている秋田音頭の踊りも習った。背景に遠く描かれた太平山にも登った。そうやって作品の世界を身体に染み込ませた。

 「秋田の行事」のダンス公演は県立美術館の主催事業として2015年10月17日、秋田市八橋の日吉八幡神社で開かれた。夕刻、かがり火に照らされた境内でヨシタカは鬼気迫る演技を見せた。秋田の伝統的な踊りとUKジャズダンスの高速ステップが融合した、これまで誰もやったことのないスタイルだった。

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