時代を語る・佐藤清太郎(17)林業から森林経営へ

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台風19号にも耐え、最も成長した「3本巣植え」の秋田杉=現在
台風19号にも耐え、最も成長した「3本巣植え」の秋田杉=現在

 台風19号が吹き荒れた平成3(1991)年9月28日、「秋田森の会・風のハーモニー」が「健康の森」で予定していたオープンセレモニーはお流れになりました。イベントなど吹き飛んでしまうほど、全県的に被害が甚大だったのです。

 秋田市下浜の私の山林も壊滅的な打撃を受けました。広さ約120ヘクタールのうち、30ヘクタールの健康の森は秋田杉と広葉樹が交じる混交林、残り90ヘクタールは植林した杉の並ぶ人工林が主体でした。その人工林の半分ほどが被害に遭ったのです。大径木の良質な秋田杉の林で、間伐(間引き)が行き届いた所ほど、風が強く吹き抜け、折れていました。

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