義平福、さようなら 県産牛ブランド化に貢献

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15日に屠畜された県有種雄牛「義平福」=10日、大仙市の県畜産試験場
15日に屠畜された県有種雄牛「義平福」=10日、大仙市の県畜産試験場

 秋田県産黒毛和牛の知名度を全国区に押し上げた県有種雄牛「義平福(よしひらふく)」が15日、秋田市の県食肉流通公社で屠畜(とちく)された。ひづめに潰瘍ができて歩行困難となり、著しく衰弱したため。義平福の子牛は2012年の国内最大の和牛品評会「全国和牛能力共進会」(全共)で県産牛としては過去最高の2位に輝いた。県産牛のブランド化に大きく貢献した功績に対し、県内の畜産関係者からは感謝の声が聞かれた。

 義平福は06年4月、羽後町の繁殖農家・伊藤永治さん(17年死去)の下に生まれた。肉質の良い子牛を産む能力に優れた「ふくかつ」と、脂肪交雑(さし)の入り方や枝肉重量で群を抜いていた雄牛「義安福」の子。ふくかつの能力の高さに着目した県が伊藤さんに人工授精を依頼し、購入した。

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