北斗星(10月16日付)

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 テレビでマラソン中継があるとくぎ付けになる人は多いだろう。2時間超の長丁場にはさまざまなドラマがある。勝負どころと判断してスパートをかけ、作戦通りに他を引き離す選手もいれば、失敗して後退する選手もいる

▼30年ほど前にフルマラソン、7年前にハーフマラソンを走った。終盤は足がなかなか前に進まなくなる。そんな時、元気づけてくれるのが沿道の声援だった。「頑張れ」「あと少し」などと間近から励まされると、気力が湧いてくるから不思議だ

▼全国高校駅伝大会県予選が20日、秋田市内を回るコースで行われる。男子はマラソンと同じく42・195キロ(7区間)、女子は半分の21・0975キロ(5区間)。スタート地点は男子がソユースタジアム(八橋陸上競技場)、女子が一つ森公園で、ゴールは共にソユースタジアムだ

▼過去には大潟村でも開催された。だが、関係者の間から「少しでも多くの人に見てもらいたい」という声が上がり、2004年以降は秋田市での開催が定着。市中心部を駆け抜ける懸命な姿を多くの人が楽しみにしている

▼当日は市内に交通規制が敷かれるため、警察官、警備員が動員される。市民の協力も欠かせない。400人超の高校生がボランティアとして関わる。選手たちは多くの人に支えられていることを胸に刻んでほしい

▼高校時代の大切な思い出として心に残るに違いない。全部員の思いがこもったたすきがつながるように、沿道からエールを送りたい。

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