地方点描:ふれあいバス[能代支局三種町駐在]

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 住民自らハンドルを握るワゴン車が、集落の狭い路地を隅々まで走る。公共交通再編で三種町が町内8地区に今月導入した「ふれあいバス」。地区ごとに委託を受けた住民団体などが定時運行を担い、地域の足を守る試みが始まった。

 乗客の多くは80代。運転免許を持つ夫を亡くした女性が通院に使ったり、老夫婦が道の駅への買い物に利用したりと、さまざまだ。「『ありがとう、ありがとう』と何度もお礼を言ってくれた」。鹿渡地区のドライバー平塚穂高さん(66)は乗客が切望していたことを身にしみて感じたという。

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