ラグビー日本代表、51年前も大金星 NZ「ジュニア」撃破

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日本代表のNZ遠征メンバー。最後列右から2人目が中山さん、後列2段目の左から2人目が猿田さん、3人目が鎌田さん、右から2人目が石山さん。鎌田さんの右隣は、テレビドラマ「スクール☆ウォーズ」の主人公のモデルとして知られる山口良治さん(写真提供・日本ラグビーフットボール協会)
日本代表のNZ遠征メンバー。最後列右から2人目が中山さん、後列2段目の左から2人目が猿田さん、3人目が鎌田さん、右から2人目が石山さん。鎌田さんの右隣は、テレビドラマ「スクール☆ウォーズ」の主人公のモデルとして知られる山口良治さん(写真提供・日本ラグビーフットボール協会)

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、日本代表は強豪国を連破して注目されるが、半世紀ほど前にも世界に衝撃を与える大金星を挙げた。強豪のニュージーランド(NZ)の地元に乗り込み、同国の23歳以下代表「オールブラックス・ジュニア」を撃破したのだ。代表には本県出身ラガーが4人いた。当時のメンバーは歴史的一戦を振り返り、今大会の日本の成長をたたえながら、秋田ラグビーの奮起に期待を込めた。

 1968年6月3日、NZの首都ウェリントンにあるアスレチックパークラグビー場。名将として知られる故大西鉄之祐監督率いる日本代表は、トレードマークの上下黒のジャージーをまとったオールブラックス・ジュニアと相まみえた。本県出身者では、猿田武夫さん(74)=秋田市出身=がスクラム最前列のプロップとして唯一出場した。

 「相手は体格が一回りも二回りも大きく、(10試合あった)遠征で一番強い相手。いい勝負ができればと思っていた」。控えメンバーとしてスタンドで見守った鎌田勝美さん(76)=男鹿市出身=はそう話す。

 重みのあるスクラムやパワフルな突進で圧力をかけてくる相手に対し、日本は素早いボール回しと懸命のタックルで対抗。序盤は劣勢だったが、鎌田さんとは社会人の近鉄で同僚だったウイングの坂田好弘さん(77)の4トライを挙げる活躍もあり、23―19で競り勝った。

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