国内初、ドローンでCO2観測 県立大、発生要因解明へ

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CO2濃度の観測に成功した県立大のドローン
CO2濃度の観測に成功した県立大のドローン

 秋田県立大の井上誠・生物資源科学部准教授(41)=大気化学=らの研究班が、小型無人機ドローンを使った大気中の温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)の観測に国内で初めて成功した。ドローンに軽量の観測機器を搭載した。地球温暖化の中、CO2の地域的な発生要因の解明につながると期待される。データ収集を通じて観測手法の確立を目指す。18日、同大秋田キャンパス(秋田市)で実験の一部を公開した。

 県立大によるとドローンによる観測は、飛行機や気球より低コストで、観測回数を増やせる。森林や市街地の上空などさまざまな地点で観測可能で、広範囲をカバーでき、CO2の濃度が高い地点などを突き止めやすくなるという。従来は観測機器が重く、ドローンに搭載できなかったが、軽量化によって実現した。

 観測に使うドローンは縦1・7メートル、横1・5メートル、高さ0・8メートルほどで総重量約12キロ。500メートル上空まで飛行でき、機体下部の赤外線センサーでCO2濃度を測る。システム科学技術学部の教員も農工連携の一環で研究班に入り、機体の軽量化などに貢献した。

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