ピンクモジャ:南国・沖縄のおもてなし最高!

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ピンクモジャのアウェー・ブースター通信(30)

 これまで2回沖縄を訪れたことがありますが、海に入ったこともなければ首里城も美ら海水族館も行ったことがありません。私が沖縄へ足を運ぶのはもっぱらバスケのため。2泊3日で2試合を観戦し、慌ただしく東京へ戻って終わり。毎回、タクシーの運転手さんにも「もったいないさ~」とあきれられるほどの弾丸スケジュールですが、それでも満ち足りた気分で帰途に就くのは、沖縄という土地、そして琉球ゴールデンキングスがあまりに魅力的だから。3度目となる今回も観光はほとんどできませんでしたが、鮮烈な思い出を持ち帰ることができました。

フェスのようなグルーブ感

 キングスのホームの雰囲気はある意味、我々ハピネッツのホームとは正反対かもしれません。秋田では8割方がピンクTシャツを身に着け統制された動きで応援しますが、沖縄の服装はまったくバラバラ。公式のTシャツ着用率は決して高くありません。それでも自然発生した「GOGOキングス」コールが、そこかしこでピュイピュイ吹かれる指笛と相まって、フェスのようなグルーブ感を作り出すのです。初日こそ20点近く差をつけて快勝したハピネッツが、2日目は最後まで流れを引き寄せられずに競り負けたのはこの一体感に気おされたからかもしれません。

 圧倒されたのは私たちブースターも同じ。初日のアウェーベンチ裏、隣にはキングスブースターの男性が座っていたのですが、古川選手がコートに入るたびにこちらに向かって手を叩いてくるのです。「これは…挑発か?」と一瞬身構えましたが、キーナン選手が3ポイントを決めたときも喜んでいるのを見て気づきました。「あっ…この人ただのバスケ好きだ!」。ハーフタイムには「古川選手うまいよね、オレ大好き」とニコニコしながら話しかけてくれたのですが、私は心の中で若干イライラしていたことを恥じ、お詫びの代わりにおつまみいぶりがっこを渡したのでした。ちなみにこの男性、第4クオーターで席に座ったまま突然電話し始めたのですが、漏れ聞こえる内容も「連続でリバウンド失敗!もういいところないよ~」と試合への愚痴で「どんだけフリーダムなんだよ!」とツッコミを入れたくなりました。

細かすぎる物まねに爆笑

小野寺らキングス選手の写真が飾られたファミリーマート店内

 試合後にはキングスブースターさんにお誘いいただき懇親会へ。行きつけの店に連れて行ってもらいましたが、しょしがりの私は緊張しすぎて何を話したかほとんど覚えていません。ただ、Hさんが披露してくれた「コールビー選手のフリースローのまね」が細かすぎて大笑いした記憶があります。帰りは店舗全体にキングス仕様の内装が施されたファミリーマート、通称「キングスマート」へ連れて行ってもらい、真夜中の撮影会を楽しみました。店内には昨季まで秋田に在籍した小野寺選手の大きな写真が。キングスブースターには「小野寺君のディフェンスがいい」「ああいう選手が必要」と好意的に迎えられていると聞き、「秋田のかあさん」としてはホッとしました。フリースローのとき、「ショータ!」って連呼しちゃってごめんね。試合後、こちら側へ手を振ってくれてありがとう。

琉球ブースターから贈られたインテンシティ・チョコレート

 今回、手作りのキーホルダーや沖縄名菓ちんすこう、紅芋サンドなどたくさんのお土産を頂戴しましたが(なんと空港でも名物の大東寿司を頂くというサプライズ)、私を一番感激させたのは、秋田のスローガン「in10sity」がプリントされたチョコレート。「私たちは、こうやって全力でもてなすのが当たり前だと思ってるからさ」と語るSさんですが、それは当たり前のことではありません。今回、アリーナの内外で受けたおもてなしを私は忘れないでしょう。「B1に戻ってきてくれて、沖縄まで来てくれてありがとう」。秋田から1900キロ離れた南の地、そこにこんなことを言ってくれる人たちがいるということを、秋田の人々に伝えたい。キングスとは来年2月に再戦する予定です。もし沖縄からはるばる来秋するブースターがいたら、皆さん、雪に負けない熱いおもてなしを、どうぞ心からお願いします。

胃袋のプレータイムをシェア

 そして全国のBリーグファンにも伝えたいことが。沖縄のアリーナグルメ、最高です!あるスポーツライターさんからアドバイス頂いた通り、胃袋のプレータイムをシェアして臨みましたが、7店舗それぞれ沖縄らしさいっぱいで大満足でした。つまり2日間で全店舗制覇というグランドスラムを達成したわけですが、とりわけ私が気に入ったのが沖縄県産島豚ソーセージを使った島豚ドッグ。ジューシーなソーセージとトマトソース、フライドオニオンのハーモニーが絶妙でした。チリレモンなど一風変わったフレーバーのドーナツやインスタ映えしそうなふわふわサンドイッチなどほかのアリーナでは味わえないオシャレグルメは必食です。

充実したアリーナグルメの中でも特に気に入った島豚ドッグ

 選手も疲れがたまり始めているかもしれませんが、 那覇空港で見かけた古川選手や伊藤選手はリラックスした表情でした。連勝こそなりませんでしたが、昨季ホームの地で連敗させられた相手に一矢報いることができたのですから、自信を持ってこれからの試合に臨んでほしい。ORAHOことホームでの連戦、期待しています。

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