「千秋の鐘」210年の任務終える 突き手引退、自動化へ
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秋田市の千秋公園に毎日午前7時と午後9時に荘厳な音色を響かせる時鐘「千秋の鐘」。秋田藩主の佐竹氏から時鐘守りの役割を与えられた吉敷(よしき)家が代々、「鐘は手ではなく、心で突くもの」という家訓を胸に、雨の日も雪の日も休まず鳴らし続けてきたが、24日限りで210年に及ぶ任務を終えた。来春までに市が自動鐘突き機を設置する。
24日午後9時前、千秋公園の鐘楼で、吉敷光雄さん(76)が鐘木の手綱を握りながら、ラジオの音声に耳を澄ませていた。9時の時報に合わせ、ゆっくりと1回突く。「ゴーン」という低い音が響き、余韻が消えたころに次の音を響かせた。
光雄さんは時刻と同じ9回鳴らした後、鐘楼を施錠し、照明を落とした。最後の鐘突きを見届けに来た佐々木美代子さん(67)=千秋矢留町=に「長い間お疲れさまでした」とねぎらわれると、わずかに頭を下げ、右の拳で涙をぬぐった。
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