人身被害多発、クマ猟前倒し解禁 担い手減で抑止効果未知数

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「マタギ神社」を参拝するマタギたち=北秋田市阿仁打当
「マタギ神社」を参拝するマタギたち=北秋田市阿仁打当

 秋田県内のツキノワグマ猟が1日、例年より2週間早く始まった。人身被害の多発傾向を受け、県が初めて猟期を延長した。強い捕獲圧力をかけてクマを人里から遠ざけ、被害防止につなげる狙い。だが、担い手となるハンターの減少や高齢化などから、近年の捕獲実績は伸びていない。猟期延長がどの程度の成果につながるかは未知数だ。

 「安全に猟ができるよう、クマを授けてもらえるようにと山の神に祈った。毎年のことだが、気が引き締まる」。1日午後3時すぎ、北秋田市阿仁打当の山中にある通称「マタギ神社」を詣でた鈴木英雄さん(72)が話した。

 この日午前、鈴木さんが束ねる打当マタギを含む7人が入山。4時間ほど歩き、丸く太ったクマ1頭を見つけたが、捕獲には至らなかった。山中にはクマのふんのほか、ナラの実を探して土を掘った跡も見られたという。

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