「王国秋田」復活へ、今こそ好機 ラグビー関係者、意気込む

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秋田ノーザンブレッツジュニアアカデミーの練習でラグビーを楽しむ子ども。底辺拡大への期待が高まる=先月23日、秋田市八橋健康広場
秋田ノーザンブレッツジュニアアカデミーの練習でラグビーを楽しむ子ども。底辺拡大への期待が高まる=先月23日、秋田市八橋健康広場

 2日に幕を閉じるラグビー・ワールドカップ(W杯)が、日本代表の躍進もあり大きな盛り上がりを見せている。競技人口が減少の一途をたどり低迷が続く秋田県ラグビー界は、底辺拡大へのきっかけにしたいと意気込む。24年前のW杯には3人の出身選手を送り込むなど代表選手を輩出してきた「王国」の復活へ、足掛かりとできるか。

 「パス、パス」「こっちに回して」。日本が南アフリカに敗れた準々決勝の3日後の先月23日夜、秋田市八橋健康広場で、秋田、男鹿、由利本荘の各市などから集まった小学1年から中学3年までの約30人が、楽しそうに楕円(だえん)球を追っていた。社会人クラブの秋田ノーザンブレッツが先月立ち上げた「ジュニアアカデミー」の練習での一こまだ。

 アカデミー代表で男鹿工業高校監督時代、全国高校大会(花園)に4度導いた内藤徳男さん(72)は「W杯で多くの子どもたちが関心を持ってくれている。選手の数を増やし、中学、高校世代の強化につなげたい」と力を込める。

 「現状は大ピンチ」と話すのは県高体連ラグビー専門部の黒澤光弘部会長(58)=秋田工高校長。「W杯で日本が勝ち進んで注目されたことにより、多くの人にラグビーの魅力、精神が伝わったことは大きい。今こそジュニア世代からの普及、強化に力を入れ、強い秋田の復活を目指す」と決意を語った。

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