時代を語る・矢口高雄(14)就職から一転、進学へ

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中学3年時、人形芝居で新入生を歓迎(手前中央)
中学3年時、人形芝居で新入生を歓迎(手前中央)

 中学3年の夏休みが終わると、いよいよ将来の進路を固めなきゃならない。私は漫画家になりたいと真剣に考えたけど、親が許してくれるはずもなく、口にすらできなかった。

 都市部と違って山あいの農村部では、中学を出ると7割以上が社会人になった。つまり就職だね。多くが「金の卵」と呼ばれ、戦後復興の担い手として都会に出て集団就職したわけだ。

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