時代を語る・矢口高雄(15)牛後より鶏口となれ

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
昭和30年4月から3年間通った増田高校=昭和38年撮影
昭和30年4月から3年間通った増田高校=昭和38年撮影

 不思議なんだよね。私の記憶から増田高校の部分がすぽっと抜けているんだ。片道25キロを自転車で通ったことや、修学旅行に行かず学校で自習したこと、文化祭の演劇で菊池寛の「父帰る」を題材に選んで監督をやったこと。こういう大どころの記憶はあるんだけど。

 貧しい農家から無理して高校に行かせてもらい、親の期待に沿って優等生でいようと勉学に励んだ。そのストレスでアダルトチルドレンのような現象が出たのかもしれないね。

(全文 784 文字 / 残り 581 文字)

この連載企画の記事一覧