地方点描:ふるさとの物語[能代支局三種町駐在]

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 童謡「赤い靴」の歌詞には、女の子が「異人さんに連れられて行っちゃった」とある。これと同じ出来事が明治時代の秋田でもあった。1887(明治20)年、現在の三種町大口である旧大口村で、誤って先妻の娘を死なせた女性が殺人の罪で刑務所に送られた。身ごもっていた女性が獄中で産んだ女の子ハツを、米国人宣教師ミス・ハリソンが引き取って育て、一緒に渡米して新たな人生を歩んだという。

 10日に町民有志が上演するミュージカル「秋田の赤い靴物語~愛は国境を越えて~」は、この実話を基にしている。地元の歴史や文化をテーマに、3~4年に1度、住民がつくり上げてきた舞台の新作だ。

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