時代を語る・矢口高雄(18)「カムイ伝」で血騒ぐ

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銀行員だった二十歳の頃
銀行員だった二十歳の頃

 羽後銀行(現北都銀行)に入って8年目の昭和40(1965)年4月、十文字支店へ異動になりました。行員になって漫画を描くことから遠ざかっていたけど、この支店時代に私の漫画熱が再び沸騰したんだよね。

 心に火を付けたのは白土三平さん。忍者が百姓一揆を主導し、搾取する側の武士社会に立ち向かう「忍者武芸帳」という作品は秀逸だった。再販されたものを妻が毎月買い求めてくれて、夢中でページをめくった。

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