おなごりフェス、来年で幕 能代市、運営負担重く継続困難

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実行委員会が来年の開催を最後に終了する方針を決めたおなごりフェスティバル。「青森ねぶた」(左)と岐阜県美濃市の「花みこし」=2015年
実行委員会が来年の開催を最後に終了する方針を決めたおなごりフェスティバル。「青森ねぶた」(左)と岐阜県美濃市の「花みこし」=2015年

 秋田県内外の夏祭りが競演する能代市の「おなごりフェスティバル」が、来年の開催を最後に幕を閉じることが12日、分かった。主催する実行委員会が、運営を担うスタッフの負担の大きさを理由に継続は困難と判断した。30年余りの歴史を持つ市最大の集客イベントが終了することで、観光への影響が懸念される。

 おなごりフェスは、能代青年会議所(JC)が1987年に始めたイベントを実行委と能代地域活性化協議会が引き継いで開いている。各地の夏祭りを一堂に集め、行く夏を惜しむ趣向。毎年9月、能代市の畠町通りを「秋田竿燈まつり」「盛岡さんさ踊り」「浅草サンバカーニバル」などの出演団体がパレードし、県内外から多くの観光客が訪れている。

 実行委は11日夜、委員や関係者約20人を集めた会合を開き、おなごりフェスを来年の開催限りで終了する方針を確認した。委員は40~50代の能代JCのOBが中心。約2200万円の運営費の3割ほどを占める企業協賛金の集金や出演団体との調整、安全対策を手弁当で担ったが、主に活動に携わる委員は10人ほどで固定化した。景気低迷などで協賛金も思うように集まらなくなったという。

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