漁期中にハタハタ漁獲枠拡大 「決めた枠守れ」と反発も

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
底引き網漁で水揚げされたハタハタを船から降ろす漁業関係者
底引き網漁で水揚げされたハタハタを船から降ろす漁業関係者

 秋田県や県内の漁業協同組合でつくるハタハタ資源対策協議会は26日、本年度2回目の会合を秋田市のアキタパークホテルで開いた。約20人が出席。県漁協が、9月に始まった沖合漁の漁獲枠を積み増す意向を示し、最終的にこれを了承した。漁期の途中で漁獲枠を増やすことは異例。そこに至る協議では、流通業者や加工業者らが「決めた枠は守るべきだ」などと異議を申し立て、県漁協と激しくやり合う場面があった。

 協議会は先月下旬、今漁期(9月~20年6月)の漁獲枠を昨季より150トン少ない650トンとし、沖合と沿岸で5割ずつ(325トン)とすることを決めている。

 この日の会合では、県漁協の担当者が、県北部や県央部の沖合漁では割り振られた漁獲枠に達しそうな漁業者が既に出始めていることを説明。その上で、漁業者がそれぞれの漁獲枠に達しても条件を設けて漁を続けることを決めたと報告した。

 その条件は▽漁獲枠に達したら漁を1日休む▽それ以降は1日当たりの漁獲量を1200キロ以下とする▽県内の漁港で沿岸漁で5トンの漁獲があればやめる―との内容。これを聞いた委員からは、疑問の声が続出した。

 「県水産振興センターの調査では1歳魚が少ない状況。それぞれ枠に達したら漁をやめ、資源を来年に残すべきだ」。県漁協指定仲買人組合の佐々木孝博組合長(にかほ市)はこう訴えた。

(全文 1051 文字 / 残り 485 文字)