藤田渡仏前の風景画「榛名湖」、30日から公開 県立美術館

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30日から県立美術館で公開される藤田嗣治の「榛名湖」
30日から県立美術館で公開される藤田嗣治の「榛名湖」

 画家藤田嗣治(1886~1968年)が渡仏前の1911(明治44)年に描いた風景画「榛名湖」が、30日に秋田市の県立美術館で始まる特別展で公開される。渡仏前の藤田作品はこれまで数点しか確認されていなかったが、榛名湖などの風景画が近年相次いで発見され、国内での画業が明らかになりつつある。展示は来年1月26日まで。

 藤田は13年の渡仏後、東京美術学校(現東京芸術大)時代の主任教授だった黒田清輝(1866~1924年)を批判したことでも知られるが、専門家は「渡仏前の作品群からは、黒田の影響を受け、真摯(しんし)に修学に取り組む藤田の姿が浮かぶ」と指摘。展覧会はこれまでと異なる視点で、藤田と黒田のつながりを考察する機会にもなりそうだ。

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