地方点描:救い[大館支社編集部]

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 病を抱えながらの詩作や歌作について熱心に語る姿に、創作活動への並々ならぬ意欲がにじんだ。大館桂桜高校の「図書館講座」が先日開かれ、大館市の藤嶋優子さん(29)が講演した。聴講者には生徒だけでなく一般市民の姿も見られた。

 藤嶋さんは高校3年生の時に統合失調症を発症した。被害妄想や幻視に苦しみ、大学は中退。働きだしてからも職場の対人関係などに悩んだ。自分に自信が持てず落ち込む中、救いとなったのが詩の投稿だった。高校時代に取り組んだ詩作を再開し、新聞に投稿すると選者の目に留まり掲載された。「生きるのがつらいと思う時さえあったが、評価してくれる人がいることが励みになった。本当に支えられた」

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