北斗星(12月3日付)

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 バドミントンの全日本総合選手権女子ダブルスは北都銀行の永原和可那選手、松本麻佑選手のペアが悲願の初優勝を果たした。世界選手権2連覇など目覚ましい活躍を続けているが、日本一への道のりは平たんではなかった

▼全日本は昨年まで4強止まり。それほど現在の日本のバドミントンはレベルが高い。決勝では第1ゲームを落としたが、鮮やかに逆転勝ち。松本選手が流した涙からも喜びのほどがうかがえた

▼2014年の北都銀行入り以来、2人の成長は著しい。ナガマツの愛称も定着。全県に応援の輪が広がっている。湯沢市の稲川支援学校高等部1年、松田真生(まお)さん(16)も熱心なファンの一人だ

▼中学部時代に社会科の授業で取り上げられたのを機に活躍に注目するようになった。今大会については「松本選手のスマッシュがよく決まっていた。それで優勝できたのではないか。うれしい」と話す

▼北都銀行女子バドミントン部が10月に同校で体験教室を開いた際は大会や練習の合間を縫って2人も参加した。松田さんは永原選手とラリーを体験。「ナイス」などと声を掛けられた感激を忘れない。「これからもいろんな大会、そして東京五輪で活躍してほしい」とエールを送る

▼今大会は五輪代表選考のポイントにはならないが、居並ぶ強敵を倒して自信につながっただろう。八郎潟町出身の志田千陽(ちはる)選手(再春館製薬所)のペアも4強入りした。来春の代表決定に向け、ますます県勢から目を離せない。