世界的に珍しい日本の冬の雷 119番不通でクローズアップ

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119番の不通で対応に追われる幹部ら=14日午後2時45分ごろ、能代市緑町の能代山本広域消防本部庁舎
119番の不通で対応に追われる幹部ら=14日午後2時45分ごろ、能代市緑町の能代山本広域消防本部庁舎

 14日に落雷で119番が不通となった秋田県能代市の能代山本広域消防本部。同じような被害は、身近なところでも常に起こり得る。識者は、世界的にも珍しい日本の冬の雷は、エネルギーが大きい傾向にあるとして危険性を指摘する。

 同日午後0時45分ごろ、雷光とともに「ドーン」という激しい音が一帯に響いた。同時に消防本部庁舎は停電に見舞われ、能代消防署の電話回線が断線。119番通報を受けられなくなり、1階電気室の電話回線を保護する装置からは火が出た。

 県総合防災課によると、こうした落雷による建物被害は2008年以降、県内で8件確認されている。今年8月10日にも、美郷町で落雷が原因とみられる木造住宅の全焼火災があった。

 県内では近年、落雷による人的被害はないが、09年分まで落雷事故の統計を掲載していた警察白書によると、全国的には同年は落雷で1人死亡し、それ以前も毎年数人の死者が出ている。

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