県内大学の研究から[国際教養大・根岸洋准教授]北東北で起こった狩猟採集社会の変容

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上新城中学校遺跡で行った発掘調査=2018年8月
上新城中学校遺跡で行った発掘調査=2018年8月

 本県など4道県が共同で世界文化遺産登録を目指している「北海道・北東北の縄文遺跡群」は長期間続いた文化圏を対象としているが、最後の段階に相当するのが「亀ケ岡文化」だ。青森県つがる市の同名の遺跡を標識とする、今から3200~2400年前ごろの縄文時代晩期の先史文化を指す。国重要文化財の「遮光器土偶」(東京国立博物館蔵)をはじめ、赤や黒で彩られた精巧な作りの土器や土製品、漆製品が知られている。

 国際教養大アジア地域研究連携機構の根岸洋准教授(40)は、縄文時代晩期に本県を含む東北や北海道で花開いたこの亀ケ岡文化に焦点を当て、「北東北で起こった狩猟採集社会の変容」というテーマで研究に取り組む。

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