地方点描:たろっぺ[能代支局三種町駐在]

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 1951年に発行されたガリ版刷りの「年刊詩集」は茶色くすすけ、所々破れていた。57年につららを意味する方言「たろっぺ」に名前を変え、現在まで続く能代山本地域の小中学生の詩集第1号だ。

 教師になりたての頃から発行に携わる能代二中の見上司教諭(54)が、会議室の戸棚から取り出し、その中の1編を読んでくれた。旧切石小学校1年生の女の子が書いた「おかあさん」。

 「ただいま。」

 「おかえり。」

 おかあさん いたな。

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