存続表明、反対決議…病院再編にノー続々 住民の思い背景に

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多くの人が診察を待つ市立大森病院の待合室
多くの人が診察を待つ市立大森病院の待合室

 厚生労働省が再編・統合の議論が必要とした公立・公的病院名を公表したことに、秋田県内で反発がやまない。身近な病院をなくさないでほしいという住民の思いを背景に、首長が存続を表明する動きが相次ぐ。厚労省は来年9月までに結論を出してもらう考えだが、強制力はなく、再編・統合に向けた議論は進みそうにないのが現状だ。

 横手市の市立大森病院は、厚労省が公表した県内5病院のうちの一つ。近くに暮らす会社員、佐々木正美さん(64)は「地域密着のこの病院を絶対になくしてもらいたくない」と言う。

 9月下旬、再編・統合の検討対象として公表されると、市民有志がただちに「市立大森病院を守る市民の会」を結成。千人超の署名を集め、存続を求める陳情書を横手市と市議会に提出した。

 高橋大市長は「住民にとって欠かせない病院」と強調。市議会は病院の再編・統合を促す公表に抗議する決議をしており、市を挙げて反発する形となった。

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