北斗星(12月28日付)

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 今年の新語・流行語の年間大賞に選ばれたのは、ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会にちなんだ「ONE TEAM(ワンチーム)」だった。W杯で史上初の8強に進出した日本代表が、一つのチームとして結束するために掲げたスローガンだ

▼高校スポーツの全国大会が真っ盛りである。駅伝では男子の秋田工が13位だったが、県高校記録を1分以上更新する2時間3分43秒。昨年の記録を5分以上も上回った。ハイレベルな戦いの中、まさにワンチームとなってベストを尽くした結果と言っていい

▼ワンチームは「一丸」という言葉に近いかもしれない。個々の力はあっても、チームがバラバラでは試合にならない。メンバーが同じ目標に向かって、練習の段階からやるべきことを確認する。コミュニケーションを取り合い、問題点をその都度話し合う。それが良い結果につながる

▼バスケットボール男子の能代工は3回戦で敗退したが、伝統の激しい守備は健在だった。試合終了まで諦めず、全員で必死にボールを追い掛ける姿は胸を打つ。試合に対する心構えは他チームにも模範となるだろう

▼ラグビーの秋田中央は、きょう1回戦を迎える。昨年の初戦敗退の雪辱を果たせるか。サッカーの秋田商は、大みそかが初戦だ。32大会ぶりに8強へ進んだ前回の再現に期待したい

▼3年生にとっては総決算の大会だ。一生の思い出となる。悔いが残らないよう、ワンチームの精神で堂々と試合に臨んでほしい。