社会減と向き合う:アニメスタジオ 夢追える扉開けたい
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地方の人口減の理由の一つは都市部への人の転出にある。入ってきた人より、出て行った人の数が多い現象は「社会減」といわれ、秋田県では毎年4千人に上る。戦後一貫して続く社会減は、人材を供給する地方と人をのみ込む都市の構図を物語っている。だが、古里を離れた人たちと故郷の人、企業、行政などがもっとつながりを強めれば、新たな展望も見えてくる。
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2019年10月8日、秋田県庁。東京でアニメプロダクションを経営する石垣努さん(65)=湯沢市出身=は佐竹敬久知事、穂積志秋田市長から誘致企業決定通知書を受け取り、表情を引き締めた。
「県として最大限の支援をする」(佐竹知事)、「若者が活躍できる場を提供していただきありがたい」(穂積市長)
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