ハタハタに記録計付け放流 接岸ルート解明へ

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背びれにタグを付けたハタハタ。このタグに小型記録計を付ける(県水産振興センター提供)
背びれにタグを付けたハタハタ。このタグに小型記録計を付ける(県水産振興センター提供)

 秋田県水産振興センター(男鹿市)はハタハタに、水深や水温のデータを蓄積できる記録計を取り付けて、沖合から接岸するルートを調べる。実態がよく分からない接岸経路を明らかにし、資源量の予測や効率的な漁業につなげたい考えだ。今月中にも男鹿水族館GAO(同市)が飼育しているハタハタに装着して実験し、2022年度には実際の放流を目指す。

 本県沿岸を主な産卵場とするハタハタは産卵後、沖合に移動し、餌を求めて東北、北陸沖まで回遊。11月ごろ、再び本県沖に集まり始め、沿岸の水温が13度以下になると産卵のために岸に近寄り、藻場に卵を産むとされる。

 計画ではハタハタの背びれに水深、水温を定期的に測定する記録計を付けて放流。接岸したハタハタの記録計からデータを回収する。このデータと本県沖の水温などの海洋環境データを照合し、接岸経路を解明する。22、23年度にそれぞれ数百匹放流したい考えだ。

 同様の調査は他県でもニシンやブリなどを対象に行われているが、成魚でも体長14~23センチ、41~128グラム程度のハタハタのサイズでは例がないという。

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