秋田駅前で建設ラッシュ 地価上昇、再興のきざし

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秋田ノーザンゲートスクエア
秋田ノーザンゲートスクエア

 秋田市のJR秋田駅周辺で再開発に伴う建設ラッシュが起きている。昨年発表された市中心部・中通地区の地価は、国土交通省が公表する公示地価、仙台国税局がまとめた路線価とも27年ぶりに上昇。活力低下を指摘される「県都の玄関口」は、急ピッチで進む施設建設を追い風に再興の兆しを見せている。

 公示地価によると、商業地の県内最高価格地点は、秋田駅前の「秋田市中通2の8の1(フォンテAKITA)」で、1平方メートル当たり前年比3千円増の16万6千円。かつては190万円をつけたこともある。中心市街地は地価の下落とともに空洞化に悩まされ続けたが、上昇に転じた背景には官民挙げて中心部の求心力を高めようとする取り組みがある。

 駅西口から徒歩約4分の距離で建設が進むCCRC拠点施設「クロッセ秋田」。高齢者が健康なうちから居住し、継続的なケアや生活支援を受けられる施設だ。拠点施設の分譲マンション全60戸は、昨年6月下旬の売り出しから3カ月ほどで完売。5千万円を超える高価格の物件を含め、短期間で売れたことは、高い利便性への評価ともみられ、中心市街地の活性化に弾みがつくと期待感が広がる。

 駅東口では、スポーツや健康をキーワードに関連施設の集約整備が進む。バスケットボールに特化したスポーツ施設「秋田ノーザンゲートスクエア」は昨年12月に完成。学生向け賃貸マンション「ディークレスト秋田駅前」と合宿所「秋田ノーザンゲートトレーニングキャンプ」も春の完成を予定している。

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秋田駅前再開発に関する連載です