時代を語る・土田雄一(3)ジャージー牛に惚れる
会員向け記事
お気に入りに登録
ジャージー牛を初めて見た時、「こんな牛がいるのか」って驚きました。だって淡い褐色をしていて、同じ乳牛のホルスタインなど他の牛と比べ、体も小さめですから。でも顔はかわいくて、性格も人懐っこく、間もなくめんこくて仕方がなくなりました。昭和34(1959)年、うちにジャージー牛がやって来ました。私は矢島小学校の4年生になっていました。
当時、国は酪農振興策として全国各地に集約酪農地区を指定。矢島町、鳥海村、東由利町(いずれも現由利本荘市)も選ばれました。その事業の一環として、オーストラリアから輸入されたジャージー牛が1頭、うちに貸与されたのです。
※この記事は「会員向け記事」です。電子版への登録が必要です。
(全文 750 文字 / 残り 476 文字)
(全文 750 文字 / 残り 476 文字)