「若者を元気づけた」 加藤日出男さん死去に悼む声

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「若い根っこの会」の会合であいさつする加藤さん=2005年、埼玉県川越市の「根っこの家」
「若い根っこの会」の会合であいさつする加藤さん=2005年、埼玉県川越市の「根っこの家」

 青年運動組織「若い根っこの会」を主宰した秋田市出身の著述家、加藤日出男さんが昨年12月22日、老衰のため都内の病院で死去した。90歳。

 加藤さんは、地方から都会へ出てきた若者たちの心のよりどころをつくることに尽くした。「美しい花を見て根っこを思う人は少ない。根っこは人目につかないが、花を咲かせる夢があり、樹木を支える力がある。根っこのようにたくましく生き抜こう」。そう言って、青年を樹木の根にたとえて運動を展開した。

 大仙市の酒造会社会長伊藤辰郎さん(79)は講演を機に加藤さんの考えに共鳴し、若い根っこの会の「洋上大学」に社員を参加させた。「食事の準備、余興など担当を受け持ち、リーダーシップが培われる。成長するきっかけになると思った」と話し、「若者を元気づけて頑張ってきた人。敬意を表する」と悼んだ。

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