時代を語る・土田雄一(13)夏山冬里酪農を決断

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土田牧場でジャージー牛を放牧=平成21(2009)年冬
土田牧場でジャージー牛を放牧=平成21(2009)年冬

 日中は父母の田畑耕作の手伝い、早朝と夜はジャージー牛の世話と、息をつく暇もありませんでした。矢島町(現由利本荘市)に帰郷した翌年の昭和49(1974)年には長女が生まれ、仕事や家事に子育ても加わり、私ら夫婦は手いっぱいになっていました。このままでは2人とも倒れてしまう…。

 そこで決断したのが「夏山冬里(なつやまふゆさと)酪農」です。田植えが終わってから秋口まで山で牛を放牧、秋から翌春までは里で飼う方法です。家から西へ約12キロ、仁賀保町(現にかほ市)に程近い山腹におよそ20ヘクタールの草地を借用。51年以降、家族と牛を引き連れ、夏の間、移り住みました。

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