秋田市の小中再編(5)東部地域・南部地域

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新しい教室で学ぶ上北手小の3年生。全校児童はこの20年で約3倍に増えた
新しい教室で学ぶ上北手小の3年生。全校児童はこの20年で約3倍に増えた

 秋田市の東部地域は広面、桜などの住宅密集エリアと、少子高齢化が進むエリアを併せ持つ。田園地帯が広がる郊外は児童生徒の減少に歯止めがかからず、二極化が鮮明となっている。太平、下北手両地区の代表者からは「学校がなくなれば地域が衰退する」との不安が聞かれる。

 市教育委員会は、小学校を7校から5校、中学校を5校から3校に減らす基本方針をまとめた。昨年8月と11月に開かれた協議会では、具体的な統合の組み合わせの議論までは至らなかったものの、児童生徒数の減少が続く太平小、中と下北手小、中を今後どうするかに多くの時間を割いた。

 ◇  ◇

 宅地化が進み子育て世帯が増えた影響で、児童が飛躍的に増えているのが秋田市南部地域の上北手小学校だ。1998年に過去最少の83人となったが、宅地開発を契機に増加に転じた。2019年5月時点の児童数は251人。前年比で19人増え、1998年の約3倍になった。

 昨年3月には教室不足を補うための増改築工事が完了、児童は新しい教室で授業を受けている。現在は1~4年生が2学級、5、6年生が1学級の計10学級だが、21年度以降は全学年が2学級編成になる見込みだ。

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