創業110年、小野時計店事業終了へ 売り上げ減止まらず

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小野時計店の本店が1階に入る秋田市中通のビル
小野時計店の本店が1階に入る秋田市中通のビル

 かつて秋田県内に複数の店舗を展開していた小野時計店(秋田市中通)が事業を終える準備を進めていることが16日、分かった。2006年の民事再生法適用から事業を立て直すことができず、本店は先月から閉店。創業から110年の歴史に幕を下ろす。田口昭一社長(82)は「常連客のために事業を続けたかったが、十分な売り上げを上げられなかった」と話した。

 資本金4700万円。1910年に創業し、時計や眼鏡、貴金属を販売してきた。田口社長などによると、秋田市や能代市、横手市などの商業施設を中心に出店し、県外にも店舗があった。2000年ごろに飲食業に参入し、県内外で店舗網を急拡大したことで業績が悪化。飲食部門を運営した子会社を含め約28億円の負債を抱え、06年に民事再生手続きを行った。

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