天然秋田杉、被害木でも高値落札 東北森林管理局が初市出品

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
全量落札された天杉
全量落札された天杉

 東北森林管理局は17日、天然秋田杉(天杉)約6立方メートルを秋田県大館市釈迦内の秋田原木市場の初市に出品した。天杉は国が2012年度に供給を停止しており、出品は18年10月に能代市で行われて以来2度目。同市の製材業者などが全量を落札した。

 同管理局によると、天杉は国の植栽記録が残っていない樹齢150年以上の原木。資源保護のために供給を停止しているが、自然災害で倒れたり、道路建設で撤去されたりした原木は市場出荷できる。

 今回出品したのは、大館市矢立地区の国有地内で立ち枯れ状態となっていた原木1本で、長さ2~4・2メートル、直径30~66センチの10本に切り分けた。

 事務所で行われた入札は1~4本ずつ7回に分けて実施。県内の6業者が応札し、3業者が落札した。最高額は1本(長さ4・2メートル、直径66センチ)12万9648円。最低額は4本セット(長さ2メートル、直径30~34センチ)で4235円。状態によりばらつきはあるが、一般的な人工秋田杉の1・4倍ほどの高値で取引された。

(全文 682 文字 / 残り 240 文字)