乗り鉄コンビ、北海道から移住 内陸線で車掌見習いに

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秋田内陸縦貫鉄道に入社し車掌見習いとして働いている義鷹さん(右)と米田さん
秋田内陸縦貫鉄道に入社し車掌見習いとして働いている義鷹さん(右)と米田さん

 秋田内陸縦貫鉄道(北秋田市)に、北海道から移住した男性2人が入社し、車掌見習いとして働いている。2人とも鉄道好きで、特に列車に乗って旅を楽しむ「乗り鉄」が高じて転職を決意した。「おもてなしの心を持った車掌、運転士を目指したい」と目を輝かせている。

 2人は八雲町出身の義鷹(よしたか)佑太さん(26)と函館市出身の米田(まいた)力さん(47)。義鷹さんは昨年9月上旬、米田さんは同12月中旬にそれぞれ入社した。2人とも子どもの頃から鉄道好きで、将来の夢は車掌や運転士だったという。

 義鷹さんは大学卒業後、札幌市で不動産の営業などの仕事をしていたが、昨年7月に秋田内陸線のホームページ(HP)を見て社員を募集していることを知った。「幼い頃の夢を叶えるチャンスは今なのでは」と思い立ち、営業で培った接客のノウハウを生かそうと応募した。

 米田さんは道南部の一部事務組合で公務員として働いていた。昨年9月上旬、夏休みに妻希美さん(46)と秋田内陸線で旅行。田んぼアートを実施している小ケ田駅で、車内から風景をスマートフォンでうまく撮影できずにいる乗客がいた。運転士はその乗客に配慮し、撮影できるまで発車を控えたという。

 「なんて親切なんだと、沿線の自然の美しさも含め、心を打たれた」と振り返る米田さん。その後、内陸線のHPを見て社員募集を知り、希美さんの了解を得て応募し、2人で移住した。

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