時代を語る・土田雄一(18)こつこつ牧場を設営

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強酸性の土壌。土は硬く杭打ちにも苦労した=平成3年冬
強酸性の土壌。土は硬く杭打ちにも苦労した=平成3年冬

 夢にまで見た牧場でした。ところが、借り入れた仁賀保高原(現にかほ市)の県有地約20ヘクタールは酪農に適していません。土壌は牧草の育成に不向きな強酸性でした。しかも年中、強風の吹く冷涼地。冬には氷点下20度になることもありました。

 広い草地に牛を解き放ち、草を存分はませたいというのが私の考えでした。どれくらい牧草が取れるかは牧場経営の「生命線」です。牧草が取れる量が分からないと、飼える牛の頭数も決まりません。飼料を買い与える手もありますが、多量になるようでは、経費がかかり過ぎ、牧場経営が成り立ちません。

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