これで生きる:陶芸家・佐藤幸穂さん 材料自前、普段使いに

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作陶に使う上薬を作るため、窯で稲わらを燃やす佐藤さん
作陶に使う上薬を作るため、窯で稲わらを燃やす佐藤さん

 五城目町の陶芸家、佐藤幸穂さん(34)は、父秀樹さん(69)が立ち上げた「三温窯(さんおんがま)」で2009年から制作に取り組む。作陶は材料から自前で仕込み、制作・発表の場となる窯や工房、展示室も全て自分たちの手で作り上げている。

 窯は五城目町郊外の山林に面し、ひっそりとたたずむ。木造トタン張りの上屋の中に、傾斜を利用した幅2メートル、奥行き10メートルの登り窯。隣には器を成形する工房、作品の展示室、親子の自宅が並ぶ。この静かな環境で日々、ものづくりに向き合う。目指すのは「日常の道具として、よそった食材がシンプルにおいしく見える使いやすい器作り」だ。

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