寒暖差は身体に負担、冬場の入浴に注意 死亡事故後絶たず

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 浴室で意識を失ったり、浴槽で溺れたりして亡くなる人が県内で後を絶たない。秋田県内の消防本部のまとめでは、昨年は1~11月に少なくとも123人が亡くなった。救急搬送から時間がたった後で死亡した人もいるとみられ、風呂での事故が原因で亡くなった人はもっと多い可能性もある。事故は冬場に多発し、寒暖差が体に負担を与える「ヒートショック」が原因とみられるケースが多い。消防は冷え込む今の時期には特に注意するよう呼び掛けている。

 「動悸(どうき)が激しくなり、視界が真っ暗になった」。昨年1月、秋田市の70代女性は浴室で倒れているところを家族に発見された。命に別条はなかったが、数日入院。医師からは、ヒートショックが原因で軽い脳梗塞を発症したと言われた。

 ヒートショックは急激な温度変化により、血圧が短時間で上がり下がりすることで生じる。消防によると、暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に移ったり、湯船から出たりした直後に起きやすい。突然意識を失ったり、脳梗塞や脳内出血を起こしたりするという。高齢者に多いが、若い人にも起きる可能性がある。

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