五輪と国旗(上)1964年の私 国の威信懸け奔走

会員向け記事
お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
1964年の東京五輪の思い出を語る吹浦さん=東京・新宿のホテル
1964年の東京五輪の思い出を語る吹浦さん=東京・新宿のホテル

 1964年、2020年と時代を超えて二つの東京五輪の運営に携わる本県出身者がいる。世界の国旗の専門家で秋田市中通出身の吹浦忠正さん(78)=東京都住。64年大会ではまだ大学生だったが、大会組織委員会の国旗担当の専門職員として奔走。20年大会の組織委では国際局アドバイザーを務める。前回の東京五輪ではどのような仕事に取り組み、現在はどんな思いで五輪と国旗に向き合っているのだろう。インタビューを2回にわたって紹介する。

 ◇  ◇

 ―なぜ国旗に興味を抱いたのか。

 「秋田大付属小4年のときだった。世界地図に記載された数々の国旗を見ていてデンマーク、ノルウェー、スウェーデンなど北欧5カ国が同じ十字架のデザインだと気付いた。なぜ似ているのか不思議に思った。別の国同士でもさまざまな共通点があり、それぞれの特徴があることも分かった。国旗にはその国の歴史や宗教、地理的特性などが表現されている。そうしたことを知り、面白さにはまった」

秋田の最新ニュース