フランスで秋田犬育て30年 本場・大館で「名誉章」【動画】

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フォンテーヌブローの森でレンカと散歩する途中、一休みする成子さん(左)とドミニクさん
フォンテーヌブローの森でレンカと散歩する途中、一休みする成子さん(左)とドミニクさん

 フランスで約30年にわたり秋田犬を育てているキャプロン成子(しげこ)さん(64)の犬が昨年5月、大館市で開かれた第140回秋田犬保存会本部展で最高峰の「名誉章」を獲得した。保存会本部によると、女性オーナーの犬が同章に選ばれるのは珍しい。遠い異国の地で、秋田犬の飼育に関する情報がほとんどない時代から試行錯誤を続け、ついにその高みに到達した。

 成子さんはパリから南東へ約50キロ、ナポレオン1世が暮らした宮殿のあるフォンテーヌブロー近郊の町に住む。医師であるフランス人の夫と日本から呼び寄せた母と3人で暮らす家には広い庭と犬舎があり、現在8匹の秋田犬を育てている。

 大館で名誉章を獲得した純(雄、6歳)は美しい赤毛、くるりと巻いた尾、ピンと立った耳を持つ。保存会が定める「秋田犬標準」にぴたりと当てはまる堂々たる姿だ。

 純は生後4カ月の頃、日本のブリーダーからフランスの成子さんの元へやってきた。「幼い頃は展覧会に出せるような華々しさはなく、どちらかというと泥臭いタイプでした。でも間違いなく良い犬になると信じ、愛情を込めて育てました」

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